そんなわけで異世界

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「う…ううん…。」 「おや、気が付いたようだね。」 「…あ!!よくもあの時は騙してくれたな!!」 「簡単に騙されるのが悪いのさ。」 …まあ、あんな状況では信じるわな。 普通は弾込めてると思うし。 「くっそう…って、あれ?僕は死んだはずじゃあ…?」 「普通に蘇生した。」 「普通に?…って、ことは…転生も何もしてないってこと?」 「当然だろ?そんなホイホイと能力を上げないよ。」 「そ、そんなぁ…。」 これからにおける異世界補正はかけているけど…あくまで補正であって、能力でない。 「…ところでここは何処?」 「これから自分が活動する拠点だよ。」 「拠点?そんなの何処にあるの?」 「補足すると、この場所全体が拠点だよ。」 「この場所…全体?君はなんなの?」 「なんだろうね?」 薄々分かってるだろうけど…あくまで自分で気付いて欲しいので伏せとくわ。 流石にどの程度の規模は理解出来ないだろうからな。 「質問を質問で返さないでよ…。」 「そんなことよりも特訓だ。」 「特訓?」 「今の君では、この外の世界では容易に生きれないからね。」 「外の世界…ここは、さっきの場所とは違うの?」 「答えてほしくば、特訓しろ。」 「分かったよ…。」 青年は特訓を始めた。 あくまで外の世界で普通に生活出来る程度の特訓であり、魔物と戦うことはまた別です。
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