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「オレはひよこ、白目ひよこさ。白目仲間のオレのことを忘れたのか?」
「・・・、今は頭がぼーっとして思い出せない」
起きたばかりだからか、頭がぼーっとする僕はひよこさんのことを思い出せない。
「時々あることだから気にすんな。
お前はちょっとしたことですぐ驚いて、気絶しちゃうんだよ。その時に、頭が混乱して過去のことが思い出しにくくなることがある。
毎回、気絶する直前の出来事とかもあやふやになってるみたいだぞ」
そう言いながら地面を指差すひよこさんのジェスチャーに従い、僕は再び草原に横たわる。ひよこさんのことはあまり思い出せないが、不思議と傍にいると落ち着く。
※白目ひよこさん
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