ふたりの日常。

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「急に気絶しちゃってごめんね。ひよこさんに迷惑かけちゃったよね」  僕が気絶した時のことを想像して、ひよこさんに謝った。  ひよこさんは「フンっ」と鼻を鳴らすと、僕の繊細な左耳の内側をつついてきた。 「いたいな、何をするんだよ」 「バカな事を言うからだよ。オレらは白目仲間って言っただろう?  オレもどこでも寝ちゃう体質で、しかも寝る時は白目をむくんだよ。そんなオレを、お前が頭に乗せて運んでくれてたんだよ」  確かに、今いるひよこさんが頭にジャストフィットしている。 「僕は、普段からキミをここに乗せて歩いているの?」 「そうだよ。それでお前が気絶して倒れたら、流石にオレが起きる。起きたオレがこうしてお前が起きるまで傍にいる。  そう言う同盟を結んだ白目仲間なんだよ、オレたちは」
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