狼歩だから Ⅷ

12月 10日（土）「チェストを組み立てます」

そしたらねー。祖母が来て「手伝う」と言うんですよ。

祖母もこういう工作が好きなもんですから、一緒に作りたくなったのでしょう。

でもねー。ここだけの話「ここ押さえていて」とか「ここに釘を打って」と言っても、よくわからなくて、でも自分でやりたくて勝手にやっちゃうので、仕事が増えます。

底板貼る前に枠を組み立てちゃったりね。

コントみたいですけれど、「釘を打ちたい」と言うもんですから、「じゃあ釘を持っているから、上から金槌で打ってね」と言ったら！

そこ違う！　そこは釘じゃなくて狼歩の指！

なんてこともありました。

大丈夫です。予感がしたので。

それから、すぐ手にしたものをどこにでも離してしまうので「ドライバーはどこ？」「金槌はどこ？」となるのですよね。

面倒くさっ。

場所を空けて道具は全部ここ、と決めました。

でも忘れる。というか、最初から聞いちゃいない。やりたいようにやる。

1人でやった方が楽なんですけれど、仕方ない。我慢しましたよー。

おっと。愚痴を言ってすみません。

首里は見守るだけです。