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「楓花ちゃんなの?」 「やっぱり歌織ちゃんだった。よかった。いきなり連絡できなくなってごめんね携帯電話を水に落としちゃってデータ全部消えちゃって携帯電話新しいのを買ったんだけど・・・歌織ちゃんのメールアドレスも覚えてなかったから連絡が出来なくて。本当にごめんね。心配かけたよね?」 「そうだったんだ・・・理由がわかって安心した。それに今日ここで会えたしすごく嬉しい」 「ねぇ歌織ちゃん今幸せ?」 「うん幸せすぎるくらい幸せ。頼りになる旦那さんがいて、娘がいて・・・。あの時自殺しなくて本当によかったと心から言える。それと・・・私を助けてくれてありがとう。ずっと楓花ちゃんにありがとうと伝えたかった」 「よかった。あの時思いとどまってくれて・・・私こそ生きていてくれてありがとう歌織ちゃん」 「ママのおともだち?」 「うんそうよ。お名前はなんて言うの?」 「私のぞみ3歳~」 「のぞみちゃんって言うの?可愛い♪3歳なら、まりえと同じ歳ね。のぞみちゃん、まりえと仲良くしてくれる?」 「うん、のぞみ まりえちゃんのことだいすきだよ♪」 「ふふっありがとう、のぞみちゃん」 「歌織ちゃん、のぞみちゃんの字ってどう書くの?」 「希望と書いてのぞみよ」 「素敵な名前をつけてもらってよかったね希望ちゃん」 「うん♪」 「私ね最近東京に戻ってきたのよ。3丁目に住むことになって」 「私の家も3丁目・・・ってことは、これからも末永くよろしくね楓花ちゃん」 「こちらこそ歌織ちゃん末永くよろしくね」 [完]
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