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私なんで忘れていたんだろう。
私をたくさん愛してくれたお母さんお父さんのことを・・・。
「ううっお母さんお父さん・・・私死ねない・・・もう死にたいなんて言わないから!」
「よかった・・・華井さん、これからいっぱい幸せにならなくちゃ。いじめになんて負けちゃ駄目だよ」
「うん。もう負けないよ。ところであなたは誰?」
「私は隣のクラスの岡部楓花。よろしくね華井さん」
「岡部さんは何で私の名前知ってるの?」
「華井さんって可愛いくて有名なのよ。知らなかった?」
「私が可愛いって本当に?」
「うん。笑ったらもっと可愛いから。でも華井さんがいじめられてたなんて・・・いつからなの?」
「5年の時から・・・突然始まったの」
「そうなんだ・・・つらかったね華井さん」
「うんつらかった・・・。ねぇ楓花ちゃんって呼んでいいかな?」
「うんいいよ。私も歌織ちゃんって呼んでいい?」
「うん」
「これからよろしくね歌織ちゃん」
「こちらこそよろしくね楓花ちゃん」
それから私達は友だちになった。
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