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『さてと…今日は…天皇賞じゃねーか!』
電気ポットのお湯が沸き、コーヒーをブラックで入れた。
『目玉焼きねー、スクランブルエッグよりはマシか…』
少し冷めたトーストに、マーガリンとジャムをぬり口に頬張った。
『えーと…』
平は、新聞を広げた。
『三強ねぇ…本当か?』
探偵は、人の話を信じない(少なくとも牧平はではあるが)
『普通に考えて、三冠馬は強いよなぁ…外人騎手の馬もこのコース4勝だしなぁ…この距離三戦3勝の皐月賞もなぁ…確かに三強だわな』
平はコーヒーを口に含んだ。
『つまらんなぁ…調べてみるか』
平は、パソコンを使って調べ始めた。
『秋G1は…F騎手とL騎手が3連続馬券圏内か…K騎手の両サイド2番目が必ず絡んでいると…』
平は、新聞に丸を付け始めた。
『F騎手の1…L騎手の9…K騎手の2個隣の6…』
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