1人が本棚に入れています
本棚に追加
5月26日(木)
『ホテルとかは…無いんだね』
平が言った。
昨日、地下への入り口からエレベーターに乗り地下都市に着いていた。
『いやぁ、簡易マットしかないなんて…体がバキバキですよ』
『えっ?佐々木君って、案外…』
『何ですか?』
『いえ、何でも無いわ』
雪菜が言った。
『で、結衣ちゃんがここでバイトしてるの知ってたんだね?』
『はい、昨日言った通りです』
絆が言った。
『観光じゃ無いわよ?私達』
『分かってますって!あたし達の仕事は、外部者の口封じ…じゃ無くて…口止めですから』
結衣が言った。
『口封じって言わなかった?』
『言ってません、さぁ…町を案内します』
結衣は、美来と一緒に歩き出した。
最初のコメントを投稿しよう!