第1章"休日の月曜日"

6/6
前へ
/15ページ
次へ
スマホを手に食器を片付けて 紫の別名とか色々調べたけど… シンプルにラヴェルって名前にしようかな。 あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「カラスさん、あなたは 今日からラヴェルね…♪」 カラスさんは少しの間、首を傾げた… カラス ラヴェル 「カァア~!」 分かったのかな? あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「おいで、ラヴェル♪」 カラスさんは歩きながら こちらに近づいてきて… あたしは、ラヴェルを抱き上げる。 カラス ラヴェル 「クアァア~♪」 その背中を指の背で撫でてみた… あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「可愛いなあ…//」 それから、しばらくラヴェルと遊んで 時計を見たら…お昼の時間になってて あたしは腕の中のラヴェルに視線を向ける。 カラスさん ラヴェル 「カァ?」 そう言えば、この子の おうちはどこにあるのかな… あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「ねえ…ラヴェル あなたはどこに棲んでるの?」 ラヴェルはこちらを見上げてくる。 カラス ラヴェル 「…ヤァマァ…!」 ! あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「今、確かに山って聞こえた…っ」 ということは…あたしの言ってる 言葉を理解してるってことになるわね! あたしは、ラヴェルを高い高いするっ カラス ラヴェル 「クアァア~♪」 足を空中でパタパタさせてる♪ あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「ねえ、もっとおしゃべりしてっ 他にどんな話が出来るの?」 嬉しくて、あたしは腕の中に 戻ってきた…ラヴェルを見つめた。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加