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スマホを手に食器を片付けて
紫の別名とか色々調べたけど…
シンプルにラヴェルって名前にしようかな。
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「カラスさん、あなたは
今日からラヴェルね…♪」
カラスさんは少しの間、首を傾げた…
カラス
ラヴェル
「カァア~!」
分かったのかな?
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「おいで、ラヴェル♪」
カラスさんは歩きながら
こちらに近づいてきて…
あたしは、ラヴェルを抱き上げる。
カラス
ラヴェル
「クアァア~♪」
その背中を指の背で撫でてみた…
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「可愛いなあ…//」
それから、しばらくラヴェルと遊んで
時計を見たら…お昼の時間になってて
あたしは腕の中のラヴェルに視線を向ける。
カラスさん
ラヴェル
「カァ?」
そう言えば、この子の
おうちはどこにあるのかな…
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「ねえ…ラヴェル
あなたはどこに棲んでるの?」
ラヴェルはこちらを見上げてくる。
カラス
ラヴェル
「…ヤァマァ…!」
!
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「今、確かに山って聞こえた…っ」
ということは…あたしの言ってる
言葉を理解してるってことになるわね!
あたしは、ラヴェルを高い高いするっ
カラス
ラヴェル
「クアァア~♪」
足を空中でパタパタさせてる♪
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「ねえ、もっとおしゃべりしてっ
他にどんな話が出来るの?」
嬉しくて、あたしは腕の中に
戻ってきた…ラヴェルを見つめた。
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