第2章"おしゃべりカラス"

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第2章"おしゃべりカラス"

カラス ラヴェル 「…オドロクナァ…」 わお!? あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「え、ごめん…もしかして 本当にたくさんおしゃべりできる感じ?」 あたしはラヴェルを テーブルの上に乗せる… カラス ラヴェル 「…ホントウハ、ナマエヲキカレタトキカラ シャベロウトオモッテタガ…」 わわっ!? あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「す、すごい…!」 ラヴェルはうつ向いてから こちらを見上げてきた。 カラス ラヴェル 「タイミングヲノガシタ… イマナラハナセソウダナ。 オレノナマエハ レヴァンダ・コルウス…」 な、名前…もうついてたんだ…(汗 あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「レヴァンダ・コルウス… ごめん…勝手に変な名前つけちゃって…(汗」 カラスさんは首を左右にふった。 ラヴェル レヴァンダ・コルウス (カラス姿) 「イヤ…イインダ… ラヴェルモ、ワルクナイナマエダシ。」 ホッ…あたしは胸を撫で下ろす… あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「あなた…普通のカラスと 色だけじゃなくて、色々と違うみたいね… あっ!?」 カラスさんの体が飛び跳ね あたしも自分の声で驚いたけど あの時、部屋を覗いてきていた 男性が脳裏にフラッシュバックされる。 26a4cc5b-4816-4fca-bfe7-e4ecadd400d4 ラヴェル レヴァンダ・コルウス (カラス姿) 「・・・」 も、もしかして… あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「あの…覗いてた男性って… あ…あ、あ、あなた…なの?」 あたしはテーブルの上で うつむくカラスを見つめた。
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