第2章"おしゃべりカラス"

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ラヴェル レヴァンダ・コルウス (カラス姿) 「オレガスムヤマハ スゴクヒロクテ、オオキクテ… シゼント、キガイッパイアルンダ!」 へ~! あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「あたし、山とかあんまり行ったことなくてさぁ そういう話を聞くと行ってみたくなるかも…♪」 カラスさんはこちらを見上げてる。 ラヴェル レヴァンダ・コルウス (カラス姿) 「ウレシイケド…イマハコナイホウガイイ ソノヤマハ、イマカイハツチュウデ… オレタチカラスヤ、ホカノ ドウブツタチノスミカハ… ツブサレテルンダ。」 あ… あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「土地開発、か…」 カラスさんはテーブルの上から 軽く羽ばたきながら、おりる。 ラヴェル レヴァンダ・コルウス (カラス姿) 「オレハ…ニンゲンノ、オスガキライダ… ニンゲンノ…メスハ、スキダケド…//」 あたしはレヴァンダの姿を目で追った… あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「あ、あの…今 人間のメスは、何て言ったの?」 レヴァンダはこちらに 背を向けたまま一瞬動きを止める。 ラヴェル レヴァンダ・コルウス (カラス姿) 「ナ、ナンデモナイィイ! クアァア~ッ//」 ぁ、開いた窓から出ていって 羽ばたいてしまった! あたし 城谷 由奈 (しろたにゆな) 「ちょ、ちょっと!レヴァンダ!」 慌てて後を追いかけたけど 勢いよく手すりにしがみついて 身を乗り出して落ちそうになっただけで 追いつけなかった! レヴァンダの小さな背中が もう、あんなに遠くに…
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