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ラヴェル
レヴァンダ・コルウス
(カラス姿)
「オレガスムヤマハ
スゴクヒロクテ、オオキクテ…
シゼント、キガイッパイアルンダ!」
へ~!
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「あたし、山とかあんまり行ったことなくてさぁ
そういう話を聞くと行ってみたくなるかも…♪」
カラスさんはこちらを見上げてる。
ラヴェル
レヴァンダ・コルウス
(カラス姿)
「ウレシイケド…イマハコナイホウガイイ
ソノヤマハ、イマカイハツチュウデ…
オレタチカラスヤ、ホカノ
ドウブツタチノスミカハ…
ツブサレテルンダ。」
あ…
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「土地開発、か…」
カラスさんはテーブルの上から
軽く羽ばたきながら、おりる。
ラヴェル
レヴァンダ・コルウス
(カラス姿)
「オレハ…ニンゲンノ、オスガキライダ…
ニンゲンノ…メスハ、スキダケド…//」
あたしはレヴァンダの姿を目で追った…
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「あ、あの…今
人間のメスは、何て言ったの?」
レヴァンダはこちらに
背を向けたまま一瞬動きを止める。
ラヴェル
レヴァンダ・コルウス
(カラス姿)
「ナ、ナンデモナイィイ!
クアァア~ッ//」
ぁ、開いた窓から出ていって
羽ばたいてしまった!
あたし
城谷 由奈
(しろたにゆな)
「ちょ、ちょっと!レヴァンダ!」
慌てて後を追いかけたけど
勢いよく手すりにしがみついて
身を乗り出して落ちそうになっただけで
追いつけなかった!
レヴァンダの小さな背中が
もう、あんなに遠くに…
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