第2章

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 浩介は嬉しそうに話す花澤を見ていると複雑な気持ちになった。  「そう言えば、八千代さん大変だったみたいだな」  「あ、あぁ……」  「何せ俺達は大学時代、八千代さんを巡って争った恋敵だからな。大事にしろよ浩介」  浩介は、そんな花澤を裏切れないと思った。  「すまん……」  「何を謝ってるんだ? 可笑しな奴だな」
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