第2章

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「……浩介?」  浩介は涙をオシボリでふきながら答えた。  「ありがとな、俺の為に……」  「勘違いするなよ、お前の為じゃ無いぞ、憧れの八千代さんの為だ。……でもさぁ、浩介達が帰って来た時、俺は一回りも違うオジサンだなぁ」 「あぁ。帰って来たら、おじ様って呼んでやるよ!」  浩介は、おどけた顔で言った。  「コイツ!」  二人は顔を見合わせて笑った。  「「あははは」」
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