第1章
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「博士! 未来号の処女航海は何時の予定ですか?」 「出発は10日後だ!」 「10日後……。それで乗組員は決められているのですか?」 「あぁ、君と花澤薫の二名になる予定だ。確か花澤君は親友だったな」 「はい、大学からの親友です」 浩介は、その計画に親友を捲き込む訳にいかないと思った。 何故なら、2年後、地球では14年もの月日が流れているのだから……。
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