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「オイラの時はユニコはまだとても幼くて
、オイラの事を動くヌイグルミだと思ってたやすよね! 兎さんの耳が生えてるからピョンね!って言われたんやさ!」
「ふふ。懐かしいですね。それから暫くして、ピョンが自分よりずっとお兄さんだったことにショックを受けていましたよね」
「ア、アタシの事はいいから!」
話の内容はよく分からなかったが、楽しそうに会話する皆を見て、俺も自然と笑顔になっていた。
「アンタ、さっきから黙ってるけどなんかないの?!」
ユニコの耳は真っ赤になっていた。
「……なんか?」
「好きなものとか!」
「あ……」
「お、なんか閃いたやすか?」
「あるならサッサと言いなさいよ!」
俺は席を立ち、先程手に取った本を皆の下に持っていった。
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