純愛

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純愛

私は精神疾患をもっている。 アスペルガー症候群だ。 自分でもよくわかっていることは、明るい事だ。 私はとにかく明るくなりたい。 何でもできるようになりたいのだ。 みんなから好かれて有名になりたいし、どれだけ頑張っても無駄なことなんてないと思っている。 優しいだけじゃなく、気を使える女になりたい。 可愛いくなりたいとは思わない。かっこよくなりたいのだ。名前は花だ。花のように可愛い子になって欲しいと付けられた。可愛いくなりたいけど性格上かっこよくなりたいのだ。どんなに女の子らしくなくてもかっこよくなりたいのだ。みんなそうではないのだろうか。ビジネス的ではなく、感情的な方だ。思ったことはなんでも言うし、欲しいものは手に入らないと気が済まない。なんでこんなに強欲なのだろうか。わからない。ただ、自分で自分が嫌いではない。ずっとずっと好きでいたい。それだけのことなのだ。めんどくさがりで優柔不断だが、ハッキリしていることも多い。なりたいものは作業療法士だ。夢はニューヨークに行くこと。自由の女神をみることだ。 自由になりたいし、目立ちたいのだ。ただ趣味が多くて、自分を見失うことがある。たとえば編み物をするのに人と喋ったりして、編み物がめちゃくちゃになったり、そういうことがあるのだ。二つのことをいっぺんにできないし、しようとも思わない。どれだけやっても変わらない結果は嫌いだ。頑張って報われることが好きなのだ。どんな人でもそれは一緒だと私は思っている。いつもいつも思うことはおかしな人ではないなのだ。私の行動や言動はおかしいらしいが、おかしいと思ってやっていないのだ。花はどんなに辛くてもやりたいことをやる気持ちが強い。みんなはどうであれ、強すぎるのだ。どう足掻いても、立ち直れない気持ちはわかっている花だが、立ち直る方法を知っている。ただ行動に移すのが苦手なのだ。言動はなかなかできるが、相手にわかって貰えないことが多い。そして、自分でなにもできないときがあるのだ。ネガティブかポジティブかよくわからないのだ。でもポジティブな時はテンションがずっと上がっていたりする。すぐにでも分かり合える人と出会いたいのだ。性格の問題もあるが、性格が一致する人なんてなかなかいないのが現実で。それが辛くてしょうがないけど、自分の友達にあった性格を探してみるのもいいかもしれない。私はただ生きたいのだ。 『 どうしてそんなにあなたはひとのきもちがわからないの? 』 『 分かりたいけど私にだって自分があるの!! 』 『 ならなんで考えないの?』 『考えてるよ!でも分からないんだよ!くそ』 『分かるまで考えなさい!』 『ならお母さんが考えてよ!』 『自分で考えることが大事なんだよ?誰もがあなたを助けるわけじゃない。』 お母さんとの喧嘩はいつもこうだ。 何もかも反対な気がしてつらいけど、言い返してしまうのだ。本当は優しいお母さんだとわかっている。 私のためだとわかっている。全部私のためだと分かってるんだ。なんでそんなに私を嫌うの?なんでそんな言い方するの?わからないよ?花だけにそんな言い方だね。わからないよ。どうしていつも私だけ怒られるの?どうしていつも私だけ大好きになるの?これはお母さんのことではないけど。 こんなにいい親なのに、私のためにしてくれてるのに。つらいよ。つらいんだよ。誰も助けてくれない。つらいからなんとかしなきゃいけないんだよ。 みんながみんなつらいわけじゃないし、みんながみんな楽しいわけでもないのだから。自分に自信をもてとか言われるけど、どこを?ってなるのだ。確かにいい所もあるんだろうけど悪いところばかり思いついてしまうんだ。自分だけ違うと思ってしまうのだ。 ねぇ。あなたならどうするの?私の憧れの人。私の全てを知ってる人。教えてくれる人。優しい人。それは彼だった。何がそんなにいいかと言うととにかく優しいのだ。見た目は怖いのに。暗いし、落ち込みやすいけど頑張り屋で努力家なのを私は知ってるよ。大丈夫あなたなら夢を叶えられるから。自分のポリシーをしっかり持ってる男ほどモテるのではないだろうか? と思うのだ。 父はよくお酒を飲んでいた。あまり優しい人ではない。どちらかと言うと厳しい人だったでも数々の名言を言った人でもあるのだ。自分を持って自分のままに生きろと。そんな父だから私は憧れていた。もちろん母のことも。だから優しくされるとビックリしてしまうことごある。それで惚れてしまうなんてよくあることなのかな?大丈夫。大丈夫?という言葉は嫌いだ。いかにも自分が情けないように見えるのかと思うのだ。それでも頑張る理由はひとつだけ。応援してくれるからだ。みんながみんな応援してくれるなんて思わない。ただ応援の言葉をくれる人がいるだけで心が暖かくなるのを知っている。ねぇこれは間違っているのかな。私は私。親は親。友は友。みんな違っていいのだ。それが人というものだと思うのだ。どれだけ打ちのめされても私は立ち上がる。七転八倒しようが七転び八起きしてやるのだ。それが私の生き方であり、私の理想の人生なんだ。誰かにわかって欲しい。そんな気持ちなのだ。ずっとずっとずっとずっと私だけ。 やらせたらできるって思われがちだけど、できないこともあるんだ。自分に大丈夫と言い聞かせたところで現実は変わらないのだ。その現実にどう向き合うかだと思うのだ。私には私の生き方がある。彼のような生き方も。それは純粋な生き方でもあるのだ。母や父の愛を純粋な気持ちで受け止めてあげなければならないのだ。それが人生なんだ。
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