第二章 サンジェーの森 PART1

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第二章 サンジェーの森 PART1

サンジェー国の南付近に広大な森がありその森の中にいくつかの集落が存在する。 彼のクエストはサンジェーの森内で行方不明者の捜索と救助と森を抜けて滝を越え*マナの大樹に自分の名前を掘るのがメインだった。 行方不明者捜索はあくまでもお使いである。 スナージ「*サンジェー・ルラント、久しぶりに来たな....8年ぶりか...」 彼は迷わない様に予防線を張る スナージ「我が主よ、この旅に栄光と成功を...*エレメント・サインズ...」 すると彼の周りには数体の精霊が現れた。 風の精霊「あら、何時ぞやの騎士さんじゃん〜、どう?出世しましたか?」 水の精霊「サー、貴女が言っていた騎士さんってこの人のことだったのね〜」 サー「だから言ったじゃないのルーイ」 スナージ「お前らも元気そうで何より」 スナージ「なぁ、この近辺で亡くなった奴を見ていないか?こんな奴なんだが?」 彼は精霊達に行方不明者達の似顔絵を渡した ルーイ「未成仏霊にこんなイケメンは居なかった気がするよー。」 サー「あ、コイツ見たことある!マナの大樹付近でおしっこしていた奴!」 スナージ「普通の人はマナの大樹は見えないからな、仕方ないさ。」 サー「こっちの女は勝手に精霊の泉で水浴びしていたから、懲らしめた奴にそっくり〜」 スナージ「懲らしめた?何をしたんだ?サー?」 サー「*ファントム・フィッシュに噛ませたの〜、ビックリしてその場で失禁してね、こっちは爆笑もんだったわー」 スナージ「サー...ちょっとやり過ぎじゃないか?相手は一般市民なんだぞ?」 サー「だってさー、あっちが作法、礼儀無しで神聖な場所を穢たんだよー、命を取っていないだけでも有り難く思って欲しいわ〜」 スナージ「...確かに、礼儀がなっていないのは問題だな...ファントムも元気そうで...そういえば、*ワイバーンを見ないなー」 🔺エレメント・サイン 降霊術の一つで周辺の精霊を呼びかけ近隣の状況をレクチャーして貰う魔法 彼の様にサインマスターの場合、集中しなくても精霊達を可視化状態にする事で彼女達と会話することが出来る様になる 稀にこの地で亡くなった亡霊も訪れることもあるが精霊が多いと悪さはしない。 🟢サンジェー・ルラント サンジェーの森の正式名称で「ルラント」とはこちらの言葉で「行方不明の原因」という意味合いである。 ガイドがいても稀に迷うことがあるとても危険な森なのだ。 🟦サンドルス・ワイバーン サンジェー付近に生息する中型ワイバーン種で 火を吹く恐ろしい翼竜 平均身長は2〜3m、巨大種は7m以上の個体も存在するという。 🔹サー・トーン・バリルフ サンジェーの森に古くから住み着いている風の精霊因みにバリルフはこちらの言葉で「小さく尊い者」という意味。 🔹ルーイ・トーン・バリルフ サンジェーの森に古くから住み着いている水の精霊でサーの姉 🟦ファントム・フィッシュ 水の精霊に身を宿している聖闘士魚類の総称 通常は人間の前に姿を現すこと滅多にない為、謎の魚類として研究対象にされているケースが多い。 この魚類は精霊を守るガーディアン的存在な為戦闘能力はとても高く安易に攻撃してはいけない。 彼の場合、精霊達と仲が良いので敵対する事はまず無いが、敵対した場合、彼も本気で挑まないといけない。 🟢マナの大樹 サンジェー・ルラント、ゲルマル・ブースラルフ、ユーラント・ヴェルト、の三箇所にマナの大樹があると言われ勇者やそれに近い聖闘士や聖闘騎士に近い者、魔導騎士や魔道師、占い師等のスピリチュアル系だけが通える大型天然マナ生産樹。 一般人や上記に満たしていないとただの木にしか見えないのである。
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