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スナージ「他は?この女は見たことあるか?」
ルーイ「うーん、ちょっと見てないかなー」
サー「私も見覚えないねー」
スナージ「サー、コイツらとはマナの大樹付近で出会ったのか?」
サー「うん、案内してあげようか?」
スナージ「頼めるか?」
サー「良いけど〜...」
スナージ「何か望みでもあるのか?」
サー「前に来た時の約束覚えてる?」
スナージ「ちゃんと探求騎士になったぞ」
サー「じゃあ、お姉ちゃん、私、この人をパートナーとして認めて良い?」
ルーイ「...仕方ないわね...この方のガイドを貴女がちゃんと案内して完遂したならその人と憑いて行く事を認めてもいいわ。」
サー「じゃあ、まずマナの大樹に案内してあげるねー」
サーがそう言って湖に道を作り上げた。
彼に久々に会ったファントムフィッシュは彼を見るなり求愛行動に走る、その昔彼がこの魚を助けた事がある為の行動だと思われる。
スナージ「ファントム...相変わらずお前は元気だなー、その調子で精霊も守るんだぞ。」(ナデナデ)
ファントムの士気は上がっていった
命の恩人に撫でて貰ったからであろう。
スナージ「そういえばここの守護翼竜のワイバーンはどうした?」
サー「呼べば来ると思うけど?呼ぶ?」
スナージ「呼べるの?」
サー「うん、貴方が見つけたベルは、翼竜種を呼ぶベルだったの...知っていて私達に預けたんじゃないの?」
スナージ「それは初耳だ」
サー「そうなんだー...でもワイバーン側も騎士様に会いたいって散々言っていたよね?お姉ちゃん?」
ルーイ「ワイバーンちゃんも呼んでみますか?あの子も騎士様を喜んで乗せてくれると思いますよ?」
スナージ「大樹に着いたら呼んでくれ」
ルーイ「了解しましたわ」
スナージ「そういえば、なぜ、サーは私と一緒になりたいんだ?」
ルーイ「それはきっと彼女が騎士様に惚れているのだからだと思いますわ、それに騎士様は探求騎士様ですので色んな所に行ける所に引かれたんだと思います。私達はこのマナの大樹の精霊...精霊長になるのはきっと私の役目なのでしょう...ですがサーは違います。サーを自由にしてあげたいのです...サーを自由に世界を旅させてあげたいのも私の役目、いえ、私と大樹様の願いなのです...」
スナージ「...そんなことを聞いてしまったら承諾する道しかないではありませんか...」
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