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スナージ「お前らが束になってスプリガンを倒そうとしても無駄だ、諦めてここにどうやって入ってきた理由と自分達がやってきた行いを謝罪しろと大樹は言っているぞー」
男性「俺らはガイドを雇ってここまで入って来れたんだ!」
スナージ「ガイド?そんなバカな...」
スナージは首を傾げた
スプリガンに肩を叩かれる
スナージ「どうした?スプリガン殿...言いたい事は分かる、許可されている者であっても、ここの事は口外厳禁だったのでは?っていう質問だろ?」
スプリガン「その通りで御座います。」
スナージ「あいつの返答で私も首を傾げせざるおえなくてな...どういう事だ?...もうちょっと聞いてみないと分からないな、ちょっと行ってくる」
彼はそういうと吊るされている所に出向く
スナージ「さっきの話だがその...お前達が雇ったガイドはここにはいないみたいだが?そいつは人間だったか?それとも亡霊の類だったか?」
と男性勇者候補者に聞くがやはり返答はさっきと同じだった。
となると...やはり亡霊にハメられたようだ
この森には悪意を持って人間に近寄りガイドのフリをして奥に連れて行く類もいるにはいる
多分そういう類の亡霊だろう...
スナージ「ルーイ、ちょっと来てくれるか?」
ルーイ「どうかしましたの?騎士様?」
スナージ「コイツらを騙してここまでガイド出来る亡霊ってこの森にいるか?」
ルーイ「やはり、そうでしたか。私も独自で考えていたのですが、亡霊の仕業にたどり着いた所ですわ」
スナージ「この森の真のガイドが言うんだ...やはりかなり悪意が高めの奴ってことか」
吊るされている女戦士が不思議そうにスナージを見ている
スナージ「ん?どうした?」
女戦士「どうしてアンタは自由に行き来出来ているんだ?アンタが言うにはここは許可のない者は立ち入り禁止なんだろう?」
スナージ「あれ?言わなかったか?俺は許可されている一人だよ」
彼は男性勇者候補者の顔に見覚えがあった。
スナージ「お前、ブルンドルフ家の人間か?」
🔹ルーダラス・ブルンドルフ(男性/26歳)
悪意ある亡霊かどうか区別することなくガイドされマナの聖域に迷い込み聖域の守護者によって拘束された哀れな勇者候補者
生まれは王区中級軍事貴族のブルンドルフ家の三男で人並み外れた身体能力の持ち主でもあるため幼い頃から勇者になる為日々鍛錬を惜しまない真面目な幼少期を送った。
彼は騎士並みの剣術を持ち身体能力は格闘家並みである為、女達にモテた...
強い事は→モテると確信した彼は徐々に堕落していき目立ちたがり屋なってしまう。
王区では接待型御前試合に皆勤するなど自分磨き...名声を上げていった。
そこそこ彼の名は知られる事になる頃
ブルンドルフ家の傘下出身の女戦士と女魔法使いと女レンジャーと共に魔王城を目指し旅に出て行ったのだった...
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