第一章 商業国「サンジェー」

4/4

30人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
スナージ「じゃあ、どうしたいんだ?」 ベル「私もおじ様の用事について行くもん...」 スナージ「ありがたいがそれでは勇者の意味がないだろう?ベルは一応勇者なんだから」 ベル「でも...離れたくない!」 スナージ「そう言われてもな...」 ベル「私、おじ様の弟子になるから...」 スナージ「すまないが、弟子は取っていない」 ベル「でも、でも!」 彼女は涙ながら訴えてくる スナージ「そういう契約だったじゃないか!自分が決めた事を私情に流してはいけないぞベル!」 彼は彼女を突き放す様な言動を言ってしまった。 ベル「やだよー!行かないで!おじ様ー!こんな事なら勇者になるんじゃなかったよー!」 サンジェー付近の街道で泣くベルに困惑するスナージ スナージ「じゃあこうしよう、ベルがサンジェーで用事を済ましたら私に付いて来れば良いんじゃないか?一旦パーティーを解散してまた作れば良い、契約とか無しで」 ベル「それだったらおじ様は許してくれるの?」 スナージ「許すって...別に怒っている訳では無いんだけどな...」 🔹ベルザン・ワラキーエ(15歳/女性) 皇国と産業国の間に出会った勇者候補者 性格は素直、天然、粘り強さ、極度の寂しがり屋で、スナージと常に一緒に行動しようとするが彼はそんなに恋心は抱いていない為、「契約は契約」と少し堅物的言動が目立つ。 それでも彼女は諦めず粘りを見せるが、彼の提案で彼と決闘をするが彼が魔装備を展開した途端に恐怖で泣き出してしまう。 「こんな事なら勇者になるんじゃなかった!」と彼と戦って知った己の弱さを痛感する。 生まれはメドを採用していない程の田舎だと思われる。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加