30人が本棚に入れています
本棚に追加
サンジェー国、入国
彼は知り合いの防具屋に足を運んだ
彼の知り合いの防具屋は騎士団時代の後輩で名前はクーデル・ルージャルという。
チリンチリン♪
クーデル「いらっしゃい...先輩じゃないですか!」
スナージ「よ、元気にしてるか?」
クーデル「聞きましたよ、武器工房師になったそうじゃないですか」
スナージ「もう耳に入ってきたか」
クーデル「これで先輩も同業敵になったって事ですね」
スナージ「そうでもないさ」
クーデル「それで今日は何の御用です?」
スナージ「この子を少しだけの間預かって欲しい」
彼はそう言うとベルを前に連れ出した
クーデル「この子は?もしかして先輩の隠し子?!」
スナージ「いや違うからというか歳が合ねぇだろ!」
スナージ「クーデル、お前メッチャ俺に貸しがあるだろ」
クーデル「はぁー、わかりましたよ。何日間面倒見れば良いんですか?」
スナージ「早目に帰ってくるつもりだ、あと次いでに剣術も見てくれたら助かる」
クーデル「せ、先輩、こんな子に剣術ですか?」
スナージ「ここだと五本の指に入る実力だろ?....頼んだぞ」
彼はそういうって早々に出て行った。
-クーデルにベルを預ける前の日-
クーデルのお店を確認しに近くの酒場に入りサンジェー国周辺の情報収集している際に見つけてしまったのだ。ベルのような未熟勇者がサンジェー国周辺の森に入ってから行方不明になっている貼り紙を読んでしまったのだった。
スナージ自身のお使いもその森の奥だった為、森の中の行方不明者捜索クエストを受けそうそうに森に入って行ったのである...
🔹クーデル・ルージャル(19歳/男性)
ルージャル家長男でスナージの騎士時代の後輩
クーデルは実家のお店を継いだ為、騎士を4年務め除隊している。
元騎士である為運動神経や身体能力はズバ抜けて高く、ここサンジェー国では5本の指に入る程の腕前でもある。
最初のコメントを投稿しよう!