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【3時限目 自衛隊式戦闘術・殺人術】
戦闘術、暗殺術・・・・・
日本の自衛隊、軍隊などはとくにこれらの【一瞬にして人を殺す技】を学ぶ。
軍の中でも【特殊部隊】と言われるエリート部隊は特にこれらを体に刻み込むまで覚えるらしい。
日本では【特殊作戦群】がそれに当たるだろう。
それらの恐ろしい技をNPSS校の生徒に教えてくれるのは、もちろん実際に特殊作戦群や海外の特殊部隊に指導していた【稲西實常】先生だ。 先生自身も海外の戦場で戦闘経験があり、大きな功績を残している・・・イラク、シリア、アフガニスタンなどの危険な紛争地域で【白兵戦の神様】と尊敬されていた凄い人なのだ。
ちなみに、今、稲西先生と生徒たちがいるのは、広ーい広ーい砂の訓練場・・・・
生徒たちは、皆ジャージに着替えている・・・・
稲西先生「今回から、実戦で使う技を覚えていただきます。基本の身体操作は皆さんだいぶ上達しましたからね。実戦で使う技といっても、まだ戦闘術、暗殺術は教えることはできません。皆さんにはまだ難しいでしょうし、それらは対象を完全に無力化する殺人術ですから、零距離戦闘術(ゼロレンジコンバット)を始めとする危険な技を教えられるのは皆さんがもう少し大人になってからですね。
今回、皆さんに覚えていただくのは、危険な人がナイフをこちらに向けてきたときに自分や一般の人達を
守るデイザーム(武装解除術)です。これも特殊作戦群が覚える技ですね。
まずは、基本として敵の武器を奪い、敵を抑え込み、敵を動けないようにする。
敵から危険な要素を取り除く。そういうわけです。じゃあ見本を見せますね。」
もちろん、練習で使うナイフは、本物のではなくゴム製の見本だから安心してください。
稲西先生は、生徒にお手本として技を見せるために敵役として本物の自衛隊員を呼んでいた・・
ゴム製ナイフで素早く攻撃してくる自衛隊員から、目にもとまらぬ速さでそのナイフを奪う
先生の華麗なデイザームが披露された・・・・・
おおおおおおー! 生徒が何が起こったのかわからず皆ビックリする・・・・
稲西先生は、サングラスに髭、迷彩服というおっかない見た目に反して、生徒にも敬語で柔らかい口調・の紳士的なお方だ。
達人(本当に強い人)は、総じて腰が低いというがまさにそれだ。
ちなみに、NPSS校のカリキュラムによると、殺人術は覚えてしまうと簡単に人を殺せるようになる危険な技だから、生徒が4年生になってから教えるという・・・・
どうでしょうか?
ここまでちょこっと、NPSS校の授業を見てきて・・・・
全然、普通の学校と違って興味深いものばかりですよね?
ワクワクしてきませんか?
入学したいと思いません?
他にも、修学旅行や遠足、部活動、寮の話など楽しい学校生活の話をどんどんしていきます。
でも、その前に、この物語の主人公、小島友愛の壮絶な人生と、どのようにして彼がこの学校に入学することになったか見ていきましょう・・・・・
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