愛の深い人

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後始末が終わると、裸のまま俺を抱き寄せる紫苑さん。 俺も彼にしがみついた。 「今日も渚、すごく可愛かった」 「紫苑さんこそ、すごかったよ。 ねぇ、紫苑さん。 何でそんなにすごいの?」 どこまで昇り詰めていくのか。 限界ってあるのかなって思うくらい。 こんなにすごい恋人なら、普通は離れたくなくなるはずなのに。 どうして彼女さんは、紫苑さんと別れたのかな。 こんなに優しくてかっこよくて、キスもセックスも上手いのに。 「つい頑張ってしまうんだよなあ。 渚がすごく幸せそうに感じてくれるから。 どんなに激しく攻めても積極的に応えようとしてくれるし、俺のことすげー好きなんだなって思えて嬉しくなるんだ」 「うん、俺……。 紫苑さんが好き。 本当に大好きだよ」 俺の言葉を聞いて、嬉しそうに微笑む紫苑さん。 「そういう素直なところ、すげー好き。 渚、マジで可愛すぎる」 そう言うと彼はこれでもかと、俺をギューッと抱きしめた。
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