456人が本棚に入れています
本棚に追加
「さすがにこれはがっついてるかな?
付き合い始めてからまだそんなに経ってないのに、こんなこと言うなんて重い?
距離感、間違ってないかな?」
なんだか不安そうな紫苑さん。
そんな紫苑さんが可愛くて、思わずクスッと笑ってしまった。
「ううん、全然重くないよ。
むしろ、そうしたい。
だって俺、紫苑さんともっと一緒にいたいもん」
俺がそう伝えると、バーッと笑顔になる紫苑さん。
すかさず、ガバッと強く抱きしめられた。
「渚、嬉しいよ。大好き」
ちょっと涙声の紫苑さん。
こんなに感激してくれるなんて、感動……。
「俺も大好きです……」
本当に本当に大好き。
だから、最初から全力で来てくれても良かったのに。
まぁ、それも今では良い思い出だけど。
最初のコメントを投稿しよう!