シンちゃん、読めるの?!
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シンちゃん、読めるの?!
シンちゃんは、それを震える手で、シアさんから受け取った。 そして、開いた。 あたしからも、それは見えた。 しかし、それには、ドイツ語とも、フランス語とも違う、 初めて見る言葉が書いてあった。 シンちゃんに、分かる訳ない……。 あたしは、そう思った。 しかし、シンちゃんは、それを声に出して読み始めた。 全く知らない言葉だった。
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