シアさんのケガ

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シアさんのケガ

「シンファ様、強子様、大丈夫ですか……」 シアさんが、痛々しくも、声を掛けてくれた。 「あたしたちは大丈夫! それより、シアさんが……」 シアさんが、腫れ上がった、血だらけの顔で言った。 「私は大丈夫です……」 全然、大丈夫そうじゃなかった。 あたしは、分かった。
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