キラー将軍の紋章

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キラー将軍の紋章

シアさんは、俯いたまま、言った。 「……キラー将軍の紋章です」 「えっ?」 「キラー将軍は、捕まえた人間に、まだ幼い子供から老人まで、一人残らず、 自分の名前が入った焼印を押すのです。まるで、自分の持ち物に名前を書くように……」 あたしは、ゾッとした。 シンちゃんも青ざめていた。 「キラー将軍が、クーデターを起こした時、私は捕まったのです。セナ国王様の近衛隊長である父と共に」
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