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黒木「はあ~あ。暇ですね~。なんか、面白いことないですかね?」
そう言って、大きな欠伸をする。
こいつは黒木カズト。
俺とは幼馴染み。
幼稚園から高校まで同じ学校に通っていた。
大学はカズトが家を継ぐからって、別々になってしまった。
だけど、家が近いということもあって、ほぼ毎日のように会ってるから離れた感じがしない。
男A「暇ならさ、俺らと遊ばない?」
男B「俺らと、たーのしいことしようよ?(笑)」
俺たちが居るカフェのテラス席に2人組の男たちが話しかけてきた。
2人とも今時、金のアクセサリーをジャラジャラと身に纏ってキャップを斜めに被っている。
そして、耳にゴツいピアスを何個も着けている。
うわっ!
チャラっ!
クチャクチャとガムを噛みながら、俺たちの腕を掴んできた。
男A「2人とも可愛いねー?」
男B「俺さー、君がめちゃくちゃタイプだなー(ニタニタ)是非オアイテしてくれよっ?」
そう言って、俺の腕を引っ張って席から無理矢理立たされた。
カズトの方を見ると、俺と同じように無理矢理席から立たされていた。
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