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次の日、少し落ち込み気味だが仕事は行かなければならない。
仕事に入る直前にメールが来た。
ん?もしかして!?
「ごめん。事故った。今病院。昨日行けなくてごめん。もう携帯さわれなくなるからしばらく連絡出来ない」
え?え!事故?病院?入院ってこと?え!大変!大変だよ!
どうしよう?どうしよう?どうしよう?職場の人に話してみたが、そうなの?という返事。それ以外耳に入らなかった。どうしよう、どうしよう、しかなかった。
でも仕事は抜けることが出来ず、夕方終わってから、彼と待ちあわせた街まで行くことにした。
行ったからって何も出来ないのはわかっている。病院はどこだかわからないし、どこで事故ったのかもわからない。ただ私に会いに来る途中に起きたことに間違いはない。
とにかく私はこの街に来た。
病院を探そう。この近くの病院をまわってみるしかない。
タクシーに乗る。
「運転手さん、この近くで救急車で怪我した人が運ばれるような、大きな病院ありますか?」
「え?えぇまあ」
「そこに行ってください!」
病院につくと、受付に行き訪ねた。
「あの、昨日事故にあって救急車で運ばれた彼が入院してるはずなんですが」
もちろんこの病院かどうかはわからない。でも彼の名前を行って調べてもらうしかない。どうかここでありますように!
「そういう方はいませんね。ここで間違いないですか?」
「え?あ、間違えたかも。すいません!」
ここではなかった。
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