四コママンガの書き方

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四コママンガの書き方

さて四コママンガを書こうか。プロもアマもSNS等に四コママンガやそれに類するものをアップする時代。それに触発されて、おれの頭の中には四コママンガのアイデアが溢れている。 アイデアのきっかけは些細なことでいい。四コママンガはたいていがギャグである。だから面白おかしい要素をぶっこめばそれでいい。 「ぶほ」という間抜けなフレーズでもいい。一コマ目は「ぶほ」と発音しながら変顔してる男でも書いてみよう。 最近は絵がうまい4コママンガもあるが、伝統的には4コママンガやギャグマンガはそこまで画力がなくても成立したりする。アイデアか書き続ける気力が大事だ。 2コマ目は?別なキャラが「ばほ」と言いながら入ってくる。これだけで起承転結のビジョンが描けてくる。 2人のキャラが現れてなにをするのか?ギャグとはズレである。三コマ目はそのズレを表現してみよう。 最初の男は実はラーメンを食べようとしていた。そこに2コマ目の男がなんらかの干渉をしてくる。 ラーメンとソーメンと勘違いして流しソーメン方式でどんどん麺を流してくるというのはどうだろう? 4コマ目はこうだ。セリフは「食べても食べても減らないラーメン。いつの間にか流しソーメンになっているさじゃねえか。ぎゃほ」 最後の「ぎゃほ」が最初のコマと繋がっているし、おれが普段提示しようとしている世界観とも合致しているなよし。 そこでガチャンと音がなりヘッドギアが外れた。 博士は告げた。 「どうじゃね。4コママンガ家なりきりVRセットは。それがあればいつでも4コママンガ家になった気分を味わえるぞい。いまならそのセット1000万円で売ってやるが?」 ぼくはまっすぐ向き直って言った。 「100円ショップでノートとペンを買って四コママンガ描いてたほうが安上がりなんでいいです」 「ほほう、高価なシミュレーションより、安上がりでも"現実"がいいだと?SFとしてはずいぶん安直な結末だな。ぶほっ(嘲笑)」 「うるせー。ぎゃは」
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