【コミカライズ原作】番犬としてイケメン俳優に拾われました

瑞樹は瑞樹？

瑞樹と暮らし始めて2週間が経つ。
コインロッカーに入れていた自分の荷物も回収し、荒れに荒れていた瑞樹の部屋も床が見え、ピカピカに光り輝いている。

散乱していた書物もリビングに本棚を買っておしゃれに収納した。

冬服はこれからの為に瑞樹の部屋のクローゼットに収納し、残りの服は専用の収納ケースを購入し、私の部屋に季節や種類ごとに分類して保管している。8畳ほどある私の部屋に置いているが私の荷物は少ないので問題ない。

それにダブルサイズの私専用のベッドを買ってもらったんだから多少狭くても文句はない。

瑞樹は週の半分は家に帰って来ない。仕事で地方に泊まる事もあるそうで、私が掃除をするのは私が散らかした分だけになる。

全て綺麗にした今日は朝からずっとベッドの上で瑞樹の持っていた本を読みながらゴロゴロとして過ごしている。

本を読んで仮眠してを繰り返しているといつの間にかお昼を過ぎていた。

体を起こして適当に料理をする。簡単なチャーハンでも作るかと冷蔵庫から具材を取り出しチャチャッと作る。味付けは市販の調味料を入れるだけで本格的なチャーハンの味になる。便利な世の中だ。