盗聴機

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盗聴機

笠倉警部と斎藤警部は署に戻り捜査員を集めた。 「みんな~来てくれ~林由利香の病室に盗聴機を 取り付けた。これから何か関屋光彦と林由利香の 犯人に繋がるヒントがわかるかも知れないぞ」 捜査員は 「えっ?犯人に繋がる?まさか犯人って?」 斎藤警部は 「まだわからないさ、でもあの二人が何かを隠している事は間違いない」 そう言って斎藤警部は盗聴機を、聞く機械をオンにした。すると捜査員も驚く内容を二人は話していた。 「ちょっと病院や廊下を見てくるよ。警察がいたらばれてしまうからね。」 「わかったわ。光彦」 笠倉は驚いた 「これは~林由利香は意識を失ってなかったんだ」   斎藤警部は 「笠倉警部これからの会話が重要だよ」 「大丈夫警察の人は誰もいなかったよ」 「本当に上手く言ったわね。南さんに電話掛けるわ」 「もしもし、南さんありがとう上手くいったわ。 後は南さんが林進を殺す手伝いさえしてくれれば、あなたが会社のお金を横領していた証拠をあなたに返すわ。ありがとう恋人の振りをしてくれて娘達もお父さんへの復讐が叶うと言って協力してくれたわ。そして新製品の図面を携帯で写真撮ってくれてライバル会社に売ってくれてありがとう。 社長は昔から南さんの事を一番信頼していたからね」 「でも、由利香さんあなたは離婚したんだよね? 何でそこまで林を殺害まで?」 「そんなの決まっているじゃない。長年の復讐よ 恨みよ。最後の力を貸してくれるわね。それにね 私は光彦と結婚するつもりだったはじめからね。 それなのに実家の会社の経営がうまくいってないのを調べてお金を実家にあげる代わりに林と結婚する約束をさせられた。 我慢して結婚したのに暴言と暴力何を言っても俺は素晴らしい人間だとそればかり言う林にもう うんざりよ。あとは林が、牢屋から出てきたらまた電話するわ。ちゃんと横領の証拠は返すから大丈夫よ。じゃあまた後で連絡するわね」 そう言って由利香は携帯電話を切ったようだった。 「光彦~これで一緒になれるわね。娘達もあなたを歓迎してるわ。自分で頬を壁に打ち付けたり傷つけたりするの大変だったけど、これもあなたと一緒になるためだもんね。痛かったけど我慢したわ。 私の血液も看護師さんに私が病気だと言って 血の検査と嘘をついて血まで取って進の自宅に 撒いてくれて助かったわ。私が被害者になって林を追い詰める事が出来るんだものね」 そう言って病室で二人が笑っている笑い声が盗聴機から聞こえてきた。   署では捜査員が斎藤警部に聞いた。 「斎藤警部もしかして犯人は?」 斎藤警部はみんなに言った。 「犯人は~関屋光彦と林由利香と南春樹に間違いないな。関屋も二人に手を貸した……。 でもこれは状況証拠に過ぎないまだ弱い。 林を釈放するぞ。そして林が冤罪だとわかった 釈放されたとニュースで流すんだ。 そして林由利香と関屋光彦と南春樹を三人を手分けして尾行するんだ。現行犯で逮捕するんだ」 斎藤警部の声が捜査員に響き渡った。
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