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「務には、あの子が似合ってるよ。
というか、あんなに守ってあげたい全力女子だったのかあ。
務みたいに、気の長い相手に巡り会えて良かったって、感じする」
「貴雄~っ!こんなに立派になって!」
リルが後ろから抱き着いてきた。
「はいはいはい。いまが幸せです。仕事はこれで終わり?
俺らも花見デートしようよ」
「貴雄~っ!僕のモノが立派になってしまいそうです!」
「見ないから、見ないから、花を見るから!」
「貴雄~っ!」
と、笑顔になったリルは、すぐそばの桜よりも美しかった。
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