番外編➁ 務の彼女

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「務には、あの子が似合ってるよ。 というか、あんなに守ってあげたい全力女子だったのかあ。 務みたいに、気の長い相手に巡り会えて良かったって、感じする」 「貴雄~っ!こんなに立派になって!」 リルが後ろから抱き着いてきた。 「はいはいはい。いまが幸せです。仕事はこれで終わり? 俺らも花見デートしようよ」 「貴雄~っ!僕のモノが立派になってしまいそうです!」 「見ないから、見ないから、花を見るから!」 「貴雄~っ!」 と、笑顔になったリルは、すぐそばの桜よりも美しかった。
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