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子供達の元へ近づくにつれて魔力がどんどん大きくなっているのを感じる。今までに経験したことない魔力濃度だ。
子供達の元へ到着するとそこには驚くべき光景が映っていた。
そこには息子の魔力に当てられ今にも死にそうな妻アイズ=ライトニングの姿であった。
「お、おいアイズ!?大丈夫か!?」
急いでラクスは魔力防壁を展開する。
「私たちの子供を...助けて…。」
「あぁ。竜王の名において必ず我が助けるとも安心して眠りなさい。」そう言ってアイズの手を取った。
険しい表情をしていたアイズであったが、表情が安らかになりバタッと倒れた。
「さて、どうしたものか。」
目の前の大量の魔力を放出している息子をどうにかしないとこの竜界自体を滅ぼしかねない。
しかし気になるのはこの魔力にも平然といる娘である。アイズの出産に立ち会ったであろう者達は軒並み魔力にあてられ気絶している。
しかし、気になるのはこの濃すぎる魔力濃度の中で泣き続けている娘である。無意識にラクス以上の魔力障壁を展開している。
「ふっ。ほんと将来が楽しみな我が子たちよ。さぁ息子をなんとかするか。」
そう言って息子の目の前にラクスは立った。
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