第一話 何も変わらない朝なんだから

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朝食を作っていて 「けーちゃんは起きてこないだろうなぁ、、、したらけーちゃんのご飯は後で良いかな?」 と、独り言を呟いていると、背後からそっとハグをされる 「?!、、、えーちゃん、おはよう、早いね?コーヒーで良い?」 「あぁ、今日は海と翔と蓮を連れて次のショーで使う会場の下見だからさ、8時には2人が来ると思う、ついでにブラックで」 三男の衛二、結構ツンデレが強めの27歳 けど普段はとってもヤキモチ焼きなんだ〜 「そしたら蓮君達のご飯も用意したほうがいいのかな???」 「そうだな、頼むよオサ」 低い声でそう言って耳にキスを落としてくる。 地味にチュッという音が恥ずかしい 「えーちゃん、、、朝一で、おじぃを虐めないで、、、」 真っ赤になりながら朝食を作り始めると、後ろでクスッと笑う声が聞こえたが、聞こえなかったふりをして作り続ける 少ししてリビングにコーヒーを持っていき 「はいコーヒー、もう少ししたらご飯が炊き上がるから」 そう言って隣に正面に座ると 「隣に座れば?」 というので、お邪魔しますと座ると 「、、、んー、なんか朝から2人きりでこう言ったのも久しぶりだな?なんか久々で新鮮な感じがする」 そう言って修の方を向く衛二に対して 分かっていないのか 「そうだねー、最近は涼しくなったからキーちゃんも朝方は良く寝るからねー」 犬のキセキ、衛二が拾ってきた犬、うちに来て2年目になる 「えっと、俺が言ってるのとは又ちょーっと違う、かなぁ、、、」 「ふふっ、わかってるよ、、、そこまでおバカではないよ、えーちゃんと2人だけでこうやって隣同士で座るのも、あのお正月の時が初めてだから、、、///」 自分で言ってて恥ずかしくなった 「そうだよなぁ、俺の男では初めての人だったしあの時はなんか妙にがっついた自分が恥ずかしい」 と、2人揃って紅くなっていた
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