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「私、メリーさん。今どこにいますか?」
「歩き疲れたので、そこらへんに寝転がっています」
「それは朗報! 急いでそっちに行きますね!」
「いや、来なくていい」
電話は切れた。
ぐぐぐ。
疲れているが仕方ない。
私は無理やり体を起こす。
メリーさんに見つかると、きっと良くないことが起きるから。
私は先へ進むんだ。
……あれ?
私はどこへ向かってるんだっけ。
私はスマホをポケットにしまって、道をまっすぐに歩く。
止まってたら、メリーさんが来るんでしょ?
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