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「おい、今度のジョーカー役誰に決まったか知ってるか?」
「え?……あぁ、あいつだろ?なんて言ったかな、アイドル俳優の」
「あ、それ本人の前で言わない方が良いよ」
「なんで?」
「自分は顔で売れてる訳じゃないってさ、そういう路線の役は断ってるらしいぜ」
「へぇ、なかなか……選べる立場だと思ってるのかね」
「まぁね、でも。ジョーカー役だぜ?それだけ認められたってことだろ?」
「なにが?」
「演技」
「冗談だろ?只の悪役じゃないんだぜ?悪のカリスマなんだぜ?」
「そこだよなぁ、本当にできるのか?ジョーカーじゃなくてピエロになったりしてな?」
「ははは……あ」
「……いらしてたんですか?アンドリューさん」
「あの……おめでとうございます。大抜擢ですよね。ジョーカー役、、、応援してます」
「………」
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