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シングルベッドの軋む音
そのベッドの上には2人が絡み合い、その動きで軋む音を立てていた。
「.......あ、ン...ぁ」
後方から突き上げりれる快感から我慢出来なくなり甘い声が自然と出てしまう。
何度か声を殺すのに枕に顔を埋めるが苦しくなって息をするのに顔をずらしたタイミングで突き上げてくる男性に枕を奪われてしまった。
「...結弦、」
仄暗い部屋に名前を呼ぶ声が溶ける
その声は何処か切ないのか愛おしいのかあるいは、そのどちらも含まれているのか、それは本人にしか分かりえない事だった·····
「葉流·····、そこっ、ダメっ·········」
結弦の甘い嬌声も、葉流と呼ばれた男性の愛おしそうな声も全てが溶け合うように混じり合う空間が二人を包む
「 」
葉流の言葉が時折漏れる声に混ざる様に呟いたのだ、快感で支配された結弦の曖昧な思考には届かずに結弦の甘い嬌声と共に消えていった··········
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