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もうすぐ差し迫る学期末テストに向けて葉流の部屋て対策している。ため息を漏らした結弦は机の上に開かれたノートと教科書や参考書類の上に頬を乗せ項垂れる 「もう、テストなんか捨ててやる·····」 勉強なんてやってられるか。 普段からそこまで勉強などしていない結弦はこの時間がとにかく苦痛だったのだ。それを冷ややかな視線を向けた葉流は結弦の頭にチョップを入れ 「真剣にやれよ」 「やる気なんて、もうねぇーよー。HP0になっちった」 「回復ポーションいるか?」 「そんなもんで回復しねーよー」 項垂れ勉強する気が無くなった結弦の顔を覗き込んだ葉流は急に勉強教えてと願いされ理由を聞いてみた 「なんで急にテスト勉強なんか?」 「田崎がさ、『俺より良い点とったら女の子紹介してやる』って言われたんだよね」 「なんだ、ソレ?」 呆れた声に鼻で笑う葉流に対して結弦は不貞腐れそっぽを向く 「だって、女の子と付き合いたいよー!!!」 「それなら、大人しく勉強しろよ」 「お前は顔面偏差値高いからモテるだろうけど、俺なんて誰かに紹介してもらわないと出会いなんてねーもん」 ガバッと勢い良く項垂れた頭を勢いよく上げ結弦はキッと葉流を睨んだ。 葉流は頭を上げ机の上の邪魔な頭が無くなったので、広げてあったノートや教科書等を掻き集めまとめ机の端に置く
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