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「また··········イく·····」
「イけよ。俺もイくから。」
2人は快感の波が激しく押し寄せ求める様に激しく腰を動かした。高みへと登るのを誘導するのように快感を求めるとやがて葉流はぶるりと震え結弦の中で精を吐く
「·························ぁッ·····」
結弦ももう一度、葉流と共に精を出して濡らした。
「·····葉流、何かあった?」
肩で息をする葉流に結弦は見つめると、いつもより大分激しいセックスに何か合ったのかと問いかけると葉流は視線をずらしベッドサイドからティッシュを数枚取り結弦と自身のお腹を拭う
「今日、取引先の部長に見合いしないか?って言われた」
葉流の伏せられた目、ティッシュをゴミ箱へと投げ捨てて感情の無い声でそう答えた。
「見合い、すんの?」
「結弦は俺に見合いして欲しくない?」
「··········え?」
嫌だ。と思うのに思うように言葉が出てこない結弦は背を向ける葉流の背中をじっと見つめたまま言葉に出来ずにいると
葉流はため息をつく
「お前が見合いして欲しくないって言ったら断るつもりだった·····」
葉流はそう言って寝室から出ていく。
ゆっくりと閉められて行くドアを結弦は眺めているだけだで何も言えず動く事も出来ずに静かにドアが閉まる音が響くのも見届けてしまった。
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