わからないことを調べること

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 パソコンで書き物をしていると、わからないことを、反射神経で調べる習慣がつく。  辞書も百科事典も、専門分野別の辞書、類語辞典、名前辞典などはすべてインターネット上にあるし、随時更新されている。  だから紙媒体の辞書や、電子辞書はまったく必要ない。  調べ物をするときには、1秒でも早く情報にアクセスしたいものだ。  他の探し物をしている間に、何を調べていたのか忘れることもあるからだ。  クリエイティブな仕事をしていると、次から次へと新しい言葉とイメージが頭に浮かぶので、ついさっき考えていたことが、トコロテン式に押し出されて消えてしまうことがある。  職場の会議などでは、 「経験豊富な○○さんに聞いてみよう」  となることがある。  こんなとき自分は、 「なんで調べないの? Google先生に聞けば一瞬でわかるよ」  と言ってしまう。  先輩や上司に聞くと、白いものも黒になるのだろうが、それは社内での話。  世間は社内ルールを許さないので、結局正しい知識を教えてあげなくてはならないからだ。  こういうことは、自分の役目になることが多い。  だから、煙たい顔をされても、 「ウンウン唸ってないで、さっさと調べなよ」  という。
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