見えないココロ

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自分以外の誰かの気持ちに寄り添えるのは心に余裕がある時だ。 余裕なんてなくて、自分の心にすら寄り添えなくなってしまった今は例え我が子であろうと心が見えない。 いや…見ようとしなくなってしまう。 ただ毎日を生きる…乗り越えていくのに必死になってしまう。 「誰かに助けて貰いたい」 「話を聞いて欲しい」 こう思ったとして、誰かを頼ったり打ち明けられるのは問題が小さい時だ。 大きくなればなるほどに話をする事すら躊躇してしまい、そのまま胸にしまい込んでしまう。 私は…上手く生きられなかった。 全てをさらけ出して誰かにすぎる事が上手く出来なかった。 親には愛されず 元旦那から虐げられ 子どもからも認められず… 負のスパイラルから決して抜け出す事の出来ない私…。 いつまで頑張ればいいの? いつまで耐えればいいの? この連鎖を断ち切る為の強さが私にあれば良かったのに。 この連鎖から逃れる為に全てをさらけ出す覚悟が私にあれば良かったのに…。
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