White hope

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「なぁ、シュウマ」 ベースの鳴る中で永野に呼びかけられる。 「あんな逸材どこでナンパしてきたんだ?」 ナンパとは、人聞きの悪い。 「アイツ、高校の部活の後輩だから」 瀬川のベースを奏でる顔はよく知った表情だ。 「は?それ、マジか?」 「それ以外でどうやって1回生なんて連れて来れるかよ」 永野は少し悩んだ後 「学部の女子の後輩かと思うじゃん?  あ、でもそうなら別にお前が直々についてこないか」 なんて、ひとり納得したようだ。
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