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「そうよねぇ。さすがに無理かもしれないわね。なにしろ傷物ですものね。高位貴族であっても婚約を破棄されたとあっては、問題ありと見做されて良縁も望めないかもしれませんわね」
「……」
さっきまでとても穏やかな雰囲気だったのに、何か気に障ることでもあったのでしょうか?
それとも、ただの気まぐれ?
傷物。
自分ではわかっていても、他人から言われるとグサリと胸に突き刺さります。
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