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欲【R18】後半
「ぁあああああっ!!」
い、れられた…?なんで…?
なんとも言えない痛みと快感が押し寄せてくる。
「やっばい、月くんの中きもち…よすぎて入れただけでイキそ…」
僕の上で星川が気持ちよさそうに善がっている。
「や、やだ!抜いて…」
涙目…いやたぶんほぼ泣いているであろう顔面を星川に向け懇願する
「…っごめん、かわいいけどそれは無理か…なっ?」
パァン!
そう言うと思いっきり突き上げられた。
「…っ⁈あ…ああ、あ」
「谷川くんとこういう事する方がいいって言ったから、お仕置きだよ」
「 っそんな…意味で、言ったんじゃないっ。」
「へぇ?本当かな?」
パンパンパンパンパンッ
「あ…っ!ああああぁっ!」
怒りをぶつけるように腰を強く叩きつける
「ねえ、名前で呼んで?」
「っぁああ…な、まえ?」
「…僕の事も、翠って呼んでよ」
そう言いながらも星川の腰の動きはとまらない。
月はもう何もかもどうでもよくなるような快感が押し寄せて来る。
「…す、い。」
「…ああ。嬉しいよ月くん。」
パチュン、パチュンと月の中を堪能するかのような腰の動きが強くなった。
「っやばい。ほんとは初めてだからもっと優しくしてあげたかったんだけど
ずっと、ずっと前から月くんのここに入れたかったから嬉しすぎて腰止まんないっ」
そういうと星川は先程よりも激しいキスをする。
口の中と下の星川のモノが激しく暴れる度、僕の中が掻き回され、それから永遠と感じるような時間の間、いろんな体勢で星川のモノで突き上げられた。
最初に感じた痛みはなくなり、今はもう快感だけ。
「も…もう、ゆるして…くれ。なんかもう、ほんとにむり…だからっ」
「…ふふっ。初めてなのに中イキしそうなんだ?
だって僕のモノ欲しがってるみたいに中すごい締まってるよ」
「月くんのえっち。
…いいよ、イカせてあげるっ!」
パンパンパンパン!
「ぁぁぁあああっ!!」
そういうと、星川は腰を何度も打ちつけ、一度僕をイカした後、
満足そうな顔をしてその後はやめてと懇願しても腰の動きがやむ事はなく何度も強制的にイカされた。
「ほ、しかわ。もうほんとにむりだからっ…」
「っ…。僕もそろそろイキそう。」
パンパンパンパンッ
「中に…出すよ?」
「…?!や、やだ!やめろっ…!」
どこか少し哀しそうにしながらも星川は嫌がってる僕を見て興奮しているようだった。
パンパンパンパンパンッ
逃がさないというように僕の体を強く抱きしめると今までで一番激しく腰を動かした。
「…月くんっ。…イ…くっ!」
そして一滴も溢さないというように最後に力強く腰を僕に打ち付け…熱いモノを放った。
「…ぁああああああっ!!!」
「…僕の精液が月くんの中に…。幸せすぎて泣きそう」
そう言って翠は月をそっと優しく抱きしめた。
…その行為が終わったあと僕は涙が止まらずその元凶の星川に頭を撫でられていた。
「…月くん。そんなに泣かないで?」
「お前なんて嫌いだ」
「んー、やっぱりそれはフツーに哀しいな」
「…」
「もしかして、明日から僕の事避ける気でいるでしょう?」
「無理だよ。だって明日は月くん今日の事覚えてないもん」
「…は?」
「さっき飲んだやつなんだけど、飲む前と飲んだ後の記憶をすこぉしだけ消しちゃう薬だから、さっきの事、明日の月くんは覚えてないよ。」
「…なんだよそれっ?そんなことできるはず…」
「違法な薬だからね?一般には知られてないから知らないのも当然だよ」
「あ、あとねこの薬飲んだ後って副作用で急な眠気に襲われるんだ。
さすがに一気に飲ませると月くんの体が心配だから少しずつ慣れさせていったよ。
身に覚えない?」
…そういえば、ここ最近やたら眠たいときの記憶が薄かった。
今思えば星川の家に泊まってる時だった。
「…もしかして、今までもこんな事…」
「やだなぁ?今日が初めてだよ大切にしてきたって言ったでしょ?」
「まあでも試しに薬を飲ませる前に抱きしめてみたりほっぺにキス…はした事あったかな?」
「…?!」
「まあ今日ほどまではないけど少し抵抗されちゃったな?」
うーん、好きになってもらうのってやっぱり難しいね?
そう星川は難問を解く時と同じように口にする。
そんな事があれば絶対忘れない。
そうなると明日の僕は今日起きた事本当になにも知らない。
という事は…。
恐ろしいことに気づき星川を思い切り睨みつける。
「あ、気づいた?…ふふっ。明日から月くんの初めてを貰い続けられるね?」
やっぱり、
その言葉を聞いてまだ解いてもらっていない手の拘束を外そうとする。
「逃げようとしたって無駄だよ」
「副作用の話したよね?起きてるのもう限界なんじゃない?」
小さい子どもを言い聞かせるような優しい口調でそういうと星川はあの2人でよく星を眺めた大きな窓の側に立つと思い出したように口を開く。
「あ…そういえば大事な事言うの忘れてた」
月明かりに少し哀しそうででも、相変わらず美しい顔が照らされる。
そして一言。
「好きだよ、月くん。」
星川が切なくそう言ったと同時に僕は意識を手放した。
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