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何度でも
「あはは、今回も貴方は死ぬのね。見ていてとても楽しいわ。ありがとうね美咲……いや、違ったわ。オリティア、さようなら。」
「誰か……助けて……。」
あいつの笑い声だけが頭の中に響く。そして、私の首は切り落された。今回であいつに陥れられるのは何回目だろうか。どれだけ転生しても、身分が違っても、あいつのほうが下にいても、私はいつも負けてしまう。
いくら成績であいつに勝っても、感性が豊かでも、いつも負けるのは私。それはいつでも変わらない。
そう反省しているとまた、新たな世界で生まれてしまう。今回こそは下剋上してみせないと。いや、してやる。
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