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この短時間だけで二人がどんな人か分かった気がする。
カエデはとても元気いっぱいなキュートな女の子って感じ。特に、二人の事を語ってるときは楽しそうだったもの。
ヤブキは一見クールっぽいけど、オタクタイプね。推しを語ると饒舌になる。
結論から言うと、カエデとヤブキのこと大好きってこと。絶対、趣味が合う!話してたら、すごく楽しい。今まで、オタクな趣味を話せる友達居なかったからすごく嬉しい。
だから、少し心苦しいけどここから出る為に利用させてもらうよ。妻にさせられるのであれば、手順を踏んで貰いたいからね。まず、3人で結婚って日本じゃ無理でしょ。
「あのさ、二人はダイキ達から何て言われて私の所に来たの?」
「菜友様のお世話係と警護です。」
と、カエデが元気よく話す。
「それは知ってるんだけど、詳しく何か言われてない?」
「いえ、この2つ以外は。特に何も言われておりません。」
「そっか。ありがとう。あ、食事やお風呂はどうするの?」
まずはこの部屋から出たらどんな所かを知りたい。
「お風呂は奥様からみて右側の部屋にございます。お食事は、この部屋に運ばれて来ます。ダイキ様とサナ様がご帰宅されてから運ばれてきます。」
お風呂も食事もこの部屋でか。トイレもあるし…。この部屋から逃げ出す方法を探さなくちゃ。
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