6

2/3
前へ
/21ページ
次へ
そんなこんなで長い時間が経とうとしていた。カエデの傷も良くなりつつあり、いつ抜け出すか作戦も立てずに、相変わらず三人で女子会していると、ドアをノックされた。ヤブキがドアを開けにベッドから立ち上がる。そして、ドアノブに手をかける。その瞬間ドアを蹴破られた。ヤブキはドアと一緒に地面に押し倒された。カエデが戦闘態勢に入る間に首元にスタンガンを当てられ気絶してしまった。 一瞬の間でヤブキとカナデがやられてしまった。 逃げようと鎖で繋がれてるにも関わらず咄嗟にベッドから下りようと足を動かしたら、足の近くを銃で撃たれた。 「ヒィィっ!」 恐怖で体がサイレンを鳴らす。震えが止まらない。 すると、銃で撃ってきた男が口角を上げながら喋りだした。 「フフッ、ヒィッとホントに叫ぶのですねぇ。マンガやアニメだけだと思っていました。今にも失禁、嘔吐しそうな程ドブの様な顔色になっていますよぉ。」 すごく気持ち悪い喋り方。顔は整っているのに残念。 「そんなに恐いのですかぁ。本当にあの星宮の妻なのですかぁ?」 ん?星宮?それは私の事?私が私の妻っておかしくない?どういうこと? 「はぁ、恐怖で会話も出来ないのですか。つまらない。夜の方もマグロなんでしょうね。」 なっ!!!レディーに向かって…セクハラよ!訴えてやるわ!٩(๑`^´๑)۶ 「時間のムダでした。星宮の妻だから期待していたのにとんだ期待外れです。顔も体型も平均以下。下の下の下の下。こんなブスのどこがいいのでしょうか。この頭脳持ってしても全く分かりません。いや、分かりたくありませんね。」 「いや、まじ失礼すぎる。何、この男。お前こそ性格は下の下の下の下の下の下の下じゃねぇかよ。自分が一番(自称)って思ってるただのナルシストじゃねえか。頭おかしいんじゃないの?」 「いや、声に出ていますけどぉ。何この女普通に嫌いなタイプです。」 「いや、あんたこそ出てるけど。てか、あんた誰?二人に襲いかかって何様のつもり?非常に迷惑してるので帰ってもらっていいですか?ホント邪魔なんで。ウザいんで。早く消えてもらっていい?まじ不快。」
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加