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すると私の手を取り、手の甲にキスをした。
「カワイイ僕のプリンセス。」
………反応が出来なくて、思考が停止した。すると、女性の方が男性を横にずらしておでこにキスしてきた。そのまま男性にお姫様だっこされて最初のプリンセスルームへと連れて行かれた。その間、ずっとぽかーん( ゚д゚)ってなってた。
優しくベッドへと腰を落とされる。すると、男性が口を開いた。
「ここが菜友の部屋だよ。」
え、私の部屋って言った。え、私の名前知ってた。え、え、ええええ!!戸惑っていると女性が抱きついてきた。
「はぁ〜、いい匂い。変わらずこの匂いなの、興奮するぅ♡」
『え、変わらず?興奮?』
グリグリと頭を擦りつけている動作が匂いつけをしてる猫に見えてきて、クスッと笑みがこぼれそうになる。
「おい、サナ!ずるいぞ。抜け駆けはナシだと言っただろう。」
男性が女性を引き剥がそうとする度に女性は服を掴む手に力を込める。
「はっ!見苦しいよダイキィ。なゆを目の前にして我慢できる訳ないじゃん。」
女性は男性を煽るようにして話す。ん、待って待て待て待て待て。サナ?ダイキ?え?
「あの…」
「「ん?何?なゆ?✨」」
「もしかして、二人は中学校の時同じクラスだったサナとダイキ…ですか?」
二人は目をキラキラと輝かせて私の質問を聞く。聞き終えると更に輝いた。
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