番外編1

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私は中2の冬に、4つ上の兄を亡くした。 それからは必死に勉強をする毎日だった。 そのせいか、恋愛になんて全く興味がない。 おまけに高校に入って友達の一人もいないのだから、恋愛なんてもってのほかだ。 正直、あんなにも誰かを好きになれる彼女達が羨ましい。 「颯、隣のクラスの子が呼んでる」 昼休み、宮川くんと仲のいい玉木くんがそう言って宮川くんを呼んだ。
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